Kali Linux 導入
様々な目的に向けた多様なハッキングツール(ペネトレーションテストソフトウェア)をインターネット上から多数見つけることができますが、インストール作業・安全性の調査・実使用をすべてのツールに対して各々行うには骨が折れます。
そのようなツール群が初めからインストールされている Linux ディストリビューションが昔からいくつかあり、その中でも Kali Linux (旧 BackTrack Linux) が2018年2月時点の主流となっています。今回はこれを導入してみます。
機材
(マシンA作業)Kali Linux の ISO イメージ入手
Official Kali Linux Downloads | Kali Linux から最新の iso を取得できます。特別な事情がなければ「Kali 64 bit」「Kali 32 bit」のいずれかで事足りるかと思います。
2018年2月時点ですと kali-linux-2017.3-amd64.iso が取得できます(64bit版)。
(マシンA作業)Kali Linux の USB ブートメディアの作成
焼き付けに用いるツールは Rufs を用いるのが良いです。ここから rufus-2.18.exe を入手しておきます。
8GB 以上の USB フラッシュメモリをマシンAに挿し、rufus-2.18.exe を実行します。
「Device」欄に該当の USB フラッシュメモリのドライブが選択されていることを確認してください。
「ISO Images」の右にあるアイコンからファイル選択ダイアログを開き、さきほど入手済みの kali-linux-2017.3-amd64.iso を選択します。
ここまで来たら「Start」ボタンを押すことで USB ブートメディアの作成が始まります。私の環境ではこの工程にだいたい30分くらいかかります。